山田養蜂場、ブラジル産プロポリスの風邪への効果を確認

 風邪を引いて、病院への通院や薬代などの治療費がかさむと、家計を圧迫することになりかねないだろう。事実、厚生労働省が発表した平成19年度国民医療費によると、風邪の治療にかかる医療費は4,000億円以上にものぼるという。また、抵抗力が弱い小さな子どもや、体力の衰えが目立つ高齢者、薬に対してアレルギーや副作用を持つ人などにとっては、風邪ひとつとっても深刻な疾患ともいえる。これらから、各機関・企業では効果の高い新たな薬、副作用の少ない薬の開発のほか、自然のものを活用した治療法などの研究が進められている。

 このような研究を行う企業の取組み例のひとつとして、岡山県に本社をおく山田養蜂場のブラジル産プロポリスを使用した研究が挙げられる。同社はこのたび、ブラジル産プロポリスの継続飲用が風邪の治りを早めることを、ヒトによる試験で明らかにした。これは、ブラジル産プロポリス製品を使用する顧客より「風邪をひきにくくなった」という声が、近年多く寄せられるようになったことから、ヒトの風邪症状に対するプロポリスの有効性に着目し研究を開始した。

 今回は、20歳から70歳までの成人男女59名を30名と29名の2グループに分け、一方には450mgのブラジル産プロポリスエキスを含むソフトカプセルを、もう一方にはプロポリスエキスを含まないソフトカプセル(プラセボ)を60日間継続して飲用させ、日誌によるアンケート調査を実施した。試験期間中、被験者は毎日風邪の自覚症状の有無を日誌に記入。また、自覚症状がある場合に限り、軽症から重症まで5段階に分けた自覚症状スコアを明記させた。そしてアンケートを元に、風邪が治るまでの日数と、風邪の自覚症状を示すスコア合計の中央値(スコアを大きさの順に並べた時に、中央に位置するスコア)を、プロポリスを飲用したグループと飲用していないグループで比較した。その結果、風邪が治るまでの日数は、ブラジル産プロポリスを飲用したグループでは平均2.0日、プラセボを飲用したグループでは3.2日となった。また、風邪の自覚症状である体のだるさを示すスコアもプロポリス群が圧倒的に小さいことが証明された。つまり、ブラジル産プロポリスの継続的な飲用は、体のだるさを軽減すると共に、風邪の治りを早めるといえる。

 毎年訪れる風邪やインフルエンザの流行。年々新薬や民間療法などの開発が行われているが、予防の重要性は変わらない。そこに着目し、研究を続ける企業が今後増えていくことが望まれる。

>exciteニュース 2011年1月31日

黒髪を保つにもコラーゲン=白髪・脱毛予防に応用期待―東京医科歯科大など

 白髪や脱毛の防止には、毛穴にあるコラーゲンの一種が不可欠な役割を果たしていることが分かった。東京医科歯科大と金沢大、北海道大、弘前大などの研究チームが4日付の米科学誌セル・ステムセルに発表した。この「17型コラーゲン」は毛髪の角化細胞を生み出す毛包幹細胞で作られ、脱毛を防止するとともに、髪を黒くする色素幹細胞の働きを維持するという。
 東京医科歯科大の西村栄美教授によると、コラーゲンを多く含む食品を食べてもこの17型コラーゲンが増えるわけではなく、白髪・脱毛防止効果はない。しかし、毛包幹細胞が17型コラーゲンを作る働きを促進する物質が見つかれば、予防・治療薬になる可能性があるという。
 さまざまな種類のコラーゲンのうち、17型は皮膚では表皮をその下の真皮につなぎ留める役割がある。しかし、毛穴では中ほどのやや膨らんだ部分「バルジ」に毛包幹細胞をつなぎ留めるほか、毛包幹細胞が自ら増殖するとともに角化細胞を生み出す機能の維持にも必須なことがマウスの実験で分かった。
 さらに、17型コラーゲンは別のたんぱく質「TGFベータ」を介して、毛包幹細胞に隣接する色素幹細胞の働きも維持していた。
 17型コラーゲンを作れないよう遺伝子操作したマウスでは、若いうちに白髪になり脱毛した。人間でも先天的に17型コラーゲンがなく、脱毛する疾患が知られていたが、これまでメカニズムが不明だった。

>Yahoo!ニュース 2011.2.4燕の巣 コラーゲン ドリンク

コミュニケーション障害…市販薬で改善 研究チーム解析

 アスペルガー症候群や高機能自閉症などの障害を持つ人のコミュニケーション力が、神経細胞を活発化する市販の従来薬の投与で改善されることを、芦屋大発達障害教育研究所(兵庫県芦屋市)と東京農工大大学院生物工学科(東京都府中市)の共同研究チームが突き止め、日本神経精神薬理学会などで発表した。

 コミュニケーション障害の効果的な治療薬はほとんど開発されておらず、芦屋大で研究にあたる油井(ゆい)邦雄医師は「障害に悩む人の治療の選択肢を増やすことができる」としている。

 などを総称して自閉症スペクトラム障害といわれる。研究チームによると、一つのことに熱中、反復するなどの行動障害と他人の言葉の意味や気持ちの理解が困難なコミュニケーション障害がある。脳の神経発達不全が原因とされるが、これまでコミュニケーション障害の治療薬はほとんどなかった。

 研究チームは、神経細胞の発達に効果があり、錠剤として市販もされているアラキドン酸に注目。自閉症スペクトラムと診断された7人に1日1回、アラキドン酸約240ミリグラムを含んだ錠剤を、6人に偽薬をそれぞれ投与したところ、4カ月後、アラキドン酸を投与したグループはコミュニケーション障害が軽減した。

 その後の4カ月間にわたり全員にアラキドン酸錠剤を投与すると、この差はなくなり、最終的に13人中10人が目に見えて改善したという。

 顕著な例では、教室から頻繁に出ていく子供が静かに座って授業を受けられるようになったり、孤立状態だった人が積極的に人にかかわるようになったりしたといい、研究チームは今後さらに効果を確かめる。

> 産経新聞 2010年11月27日(土)

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ストレスから脳守るたんぱく質=うつ病治療で応用に期待―群馬大など

 脳内に豊富に存在するたんぱく質「SIRPα」が、ストレスから脳を守る機能を持っていることを群馬大、大阪大などの研究グループがマウスの実験で突き止め、4日付の米科学誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンスに発表した。研究が進めば、うつ病やストレス性疾患などの治療で応用が期待できるという。
 SIRPαは神経細胞に突き刺さるように存在する分子。アンテナのような部分があり、別の神経細胞からの信号を受け取る役割を持つ。
 研究グループは、遺伝子操作でこのたんぱく質を無くしたマウスを強制的に水槽で泳がせ、ストレスを与え実験。水槽から逃げ出すのをあきらめ動かない状態を「うつ状態」とし、正常なマウスと遺伝子操作したマウスを比べると、うつ状態を示す無動時間は正常なマウスの方が2割程度短かった。
 実験後マウスの脳を調べたところ、SIRPαは別のたんぱく質と結合し、リン酸が加わるなど変化が生じていた。この変化が神経細胞に影響を与え、ストレスから脳を守っている可能性が高い。
 的崎尚群馬大客員教授(生化学)は「うつ病の原因はまだよく分かっていない。SIRPαの機能を詳しく調べることで、新たな治療薬の開発も期待される」としている。

> Yahoo!ニュース 2010年8月4日DHA・アラキドン酸サプリメント 健康食品アウエイク

葉酸・ビタミンB12投与、アルツハイマー改善

 軽症期のアルツハイマー病患者にビタミンB群の一種の葉酸とビタミンB12を投与すると症状が改善することを、見立病院(福岡県田川市)の佐藤能啓(よしひろ)副院長(神経内科)が実証した。

 葉酸とビタミンB12が、アルツハイマー病の危険因子とされるホモシスチン(必須アミノ酸の老廃物)の血中濃度を下げることは従来の研究で明らかになっているが、患者の集団に投与して証明したのは初めて。

 佐藤副院長は、同病院の軽症期の患者を〈1〉葉酸を1日1錠投与する第1群(90人)〈2〉1日に葉酸1錠とビタミンB12を3錠投与する第2群(92人)〈3〉アルツハイマー病の薬として国内で唯一使われている「アリセプト」を投与する第3群(40人)――に分け、2005年から1年間観察。重症度を示すミニメンタルテスト(30点満点で、値が低いほど重症)で効果を調べた。

 この結果、観察前は第1〜3群とも平均20点だったが、1年後には、第1群は23点に、第2群は25点に改善。一方、第3群は18点に悪化していた。また、第1、2群はホモシスチンの血中濃度も下がっていた。

 さらに、第1群より第2群の方が改善していたことから、葉酸とビタミンB12を併用した方がより効果が大きいことも分かった。

 ただ、佐藤副院長が別に行った調査では、中等症期以上の患者に葉酸やビタミンB12を投与しても改善しなかったことから、発病早期にのみ有効とみられる。

 佐藤副院長は「根本療法にはならないが、病気の進行を遅らせるアリセプトしかない現状からみると、今回の知見は患者にとって朗報といえる。アルツハイマー病が疑われたら早めに受診してほしい」と呼び掛けている。

2010年5月3日 Yahoo!ニュース

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アルツハイマー病のリスク、食事で劇的に減少可能=研究

 [シカゴ 12日 ロイター] オリーブオイルや木の実、魚、鶏肉、トマト、アブラナ科の野菜、緑黄色野菜、果物などをふんだんに取り入れた食事が、アルツハイマー型認知症の予防に極めて効果的との研究結果が明らかになった。
 米コロンビア大でアルツハイマー病を研究するYian Gu氏らのチームは、65歳以上の健康な人2148人の食事データを平均4年間追跡し、1年半ごとにアルツハイマー病の発症を確認。脳の健康に有益な特定の栄養素を摂取した人は、そうでない人に比べ、アルツハイマー病を発症するリスクが40%低いとの結果を、12日付の専門誌「アーカイブス・オブ・ニューロロジー」に発表した。
 逆に、飽和脂肪酸を含む赤身肉やバター、内臓肉、高脂肪乳製品などは避けた方がよいとしている。
 Gu氏は、アルツハイマー病には治療法がないため、予防がかぎだと指摘した。

2010年4月14日 Yahoo!ニュースDHA・アラキドン酸サプリメント 健康食品アウエイク

<アルツハイマー>脳の老人斑なくても発症

 アルツハイマー病の特徴の一つとされる脳の「老人斑(アミロイド斑)」がなくてもアルツハイマー病の症状が起きることを、大阪市立大などの研究チームがマウスで実証した。老人斑を抑制するだけでは有効な予防や治療にならない可能性がある。米神経科学会誌(電子版)に掲載された。

 老人斑はアミロイドベータ(Aβ)というたんぱく質が繊維状につながったもので、アルツハイマー病の原因の一つと考えられている。だが、実際の患者の症状の重さと老人斑の数が比例しなかったり、老人斑がなくても発症するケースがヒトで報告されている。

 富山貴美(とみやまたかみ)・大阪市立大准教授(脳神経科学)らは、患者の脳では老人斑だけでなくAβの分子が数個〜数十個集まった「重合体」も蓄積されていることに着目した。

 そこで重合体はできるが老人斑はできない遺伝子改変マウスを作製。8カ月ごろからAβの重合体が目立って増えた。それに伴い、記憶中枢である海馬では神経細胞が減少し、平均寿命に近い24カ月(ヒトの80歳程度)では普通のマウスの半分近くになった。

 プール内の休憩場所を覚えさせる記憶テストでも、8カ月の遺伝子改変マウスは同月齢の普通のマウスが1週間程度で覚える課題をこなせなかった。チームはこうした症状から、老人斑のないマウスもアルツハイマー病を発症したと結論づけた。【大場あい】

2010年4月13日 Yahoo!ニュース
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武田薬品がアルツハイマー型認知症治療薬市場に参入へ

 武田薬品工業は4月1日、ヤンセンファーマが日本国内で開発し、2月に厚生労働省に承認申請したアルツハイマー型認知症治療薬ガランタミンについて、国内での共同販売契約を締結したと発表した。承認取得後、同一販売名で共同販売する予定。

 国内の同治療薬市場は、エーザイのアリセプトの独占状態が続いてきたが、今年に入って第一三共がメマンチン、小野薬品工業とノバルティスファーマがリバスチグミン、ヤンセンがガランタミンと承認申請が相次いでいる。

 生活習慣病治療薬に強い武田薬品は、精神神経系治療薬に強いヤンセンと組むことで、精神科専門医市場での販売強化とともに、それ以外の開業医、病院市場での売り上げ拡大を見込んでいる。

2010年4月1日 Yahoo!ニュース
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糖尿病とアルツハイマー病の合併で症状悪化 “負の連鎖”を阪大研究チーム突き止める

 糖尿病とアルツハイマー病が合併して発症すると、いずれも症状が悪化することを、大阪大大学院医学系研究科の里直行准教授らの研究チームが突き止め、16日発行の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。併発患者の治療法開発につながる成果で、注目される。

 糖尿病患者はアルツハイマー病にかかりやすいことが知られているが、里准教授らは糖尿病マウスとアルツハイマー病マウス、さらに双方を掛け合わせた合併マウスを比較した。

 その結果、合併マウスはアルツハイマー病の原因物質とされるタンパク質「ベータアミロイド」の脳血管内での蓄積が早いことを確認。蓄積が進む原因としては、糖尿病の影響で脳血管の硬化が起きていることなどが考えられるという。認知症の進行も、アルツハイマー病単独マウスよりも早いことが分かった。

 一方で、合併マウスは糖尿病マウスよりも血糖値が高くなる傾向があり、糖尿病がより重くなることが確認された。

 里准教授は「二つの病気にかかることで負の連鎖に陥り、いずれの症状も悪化することが分かった。悪循環を断ち切るため、食事や運動など生活習慣を改善することが大事だ」と話している。

2010年3月16日 Yahoo!ニュース

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アルツハイマー型認知症治療薬の選択肢拡大へ

 新規アルツハイマー型認知症治療薬の国内申請が相次いでいる。共に3月1日に小野薬品工業とノバルティスファーマがリバスチグミン(海外販売名=エクセロン)を、ヤンセンファーマがガランタミン(ラザダイン/レミニール)を厚生労働省に承認申請したと発表した。

 国内のアルツハイマー型認知症治療薬は現在、脳内神経伝達物質アセチルコリン(ACh)の分解酵素であるアセチルコリンエステラーゼ(AChE)を阻害するエーザイのアリセプトのみ。
 小野薬品とノバルティスのリバスチグミンは、AChの分解酵素のAChEとブチリルコリンエステラーゼの両方を阻害するのが特徴。また、世界唯一の経皮吸収型製剤(貼付剤)といい、薬剤の使用状況を容易に確認できたり、服薬コンプライアンスが改善したりするなどの利点があるとしている。承認取得後は、両社がそれぞれのブランド名で共同販売する。

 一方、ヤンセンのガランタミンは、AChEを阻害する点はアリセプトと同じだが、ニコチン受容体に対する増強作用を併せ持ち、AChの放出を促すのが特徴。錠剤、口腔内崩壊錠、内用液の3剤形を申請した。
 これら2品目に先立ち、2月8日には第一三共がメマンチン(ナメンダ)を承認申請したと発表している。各社では、新たな治療選択肢を提供することで、患者や医療関係者のニーズに応えたいとしている。

2010年3月1日 Yahoo!ニュース

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花王、歯磨き行動の脳への作用を研究

 花王 <4452> の ヒューマンヘルスケア研究センターは、現在、むし歯や歯周病などのさまざまな口のトラブルに関する研究や美しい歯に関する研究などを通し、口内の健康価値の提案に取り組んできた。

 今回は、千葉大学フロンティアメディカル工学研究開発センター脳機能計測解析研究部門 下山一郎教授と共同で、脳が疲れたあとの歯磨き行動が脳や心理に与える作用を研究。このほど、歯磨き行動が脳を活性化し、気分をリフレッシュする効果を持つ可能性を見い出した。

 具体的な研究内容としては、計算作業による疲労付与後に歯磨き行動をしたときの脳への作用を客観的に評価するため、脳と心理の状態を同時に測定する“統合生理研究手法”を用いて検討。脳の活性化は、脳の疲労度や注意力に関係する指標などを用いて評価し、脳の疲労度はフリッカーテストを、注意力は脳波の測定で実施したという。また心理状態は、自己評価を数値化するVAS法 により評価している。

 その結果、疲労後に歯磨きをすると、しない場合と比べ、脳の疲労は有意に低減。また注意力も高まる傾向が認められたという。これより、歯磨き行動により脳が活性化したことが推測されたのだ。さらに心理状態についても、疲労後に歯磨きをすると、リフレッシュ感が有意に高まり、集中力やすっきり感も上昇する傾向が認められたという。歯磨き行動には、仕事や勉強などで疲れた時に脳を活性化する効果があるとも考えられるのだ。

 本結果は、IUPS2009第36回国際生理学会大会・第86回日本生理学会大会で発表し、2010 年3月発行の産業衛生学雑誌に掲載の予定だ。(編集担当:宮園奈美)

Yahoo!ニュース 2010年1月15日記事より

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ポジティブ脳を育てる7つのアクション!

感動や驚きの積み重ねが脳活性化のポイント

 リスクが高そうな仕事、耳慣れない音楽、初対面の人との飲み会…。年を重ねるとつい「失敗するかも」「私には縁のない話だから」と、新しい挑戦に尻込みしてしまいがち。だが、「不安に縛られていては、脳までがんじがらめに」と脳科学者の久恒辰博さんは指摘する。不安や恐れから脳を解き放ち、いつも前向きな「ポジティブ脳」を作るには、どんなアクションを起こせばいいのだろう?

 カギを握るのは、脳の中枢部に位置する「海馬(かいば)」という部位。脳内で情報の取捨選択を司り、視床下部や大脳新皮質などと太い神経線維でつながっている。「脳内で唯一、新しいニューロン(神経細胞)が生まれている部位。ここで誕生するニューロンの数が増えるほど、記憶力、思考力、発想力、適応力などが高まり、『脳の若返り』が実現できるんです」(久恒さん)

 海馬を活性化させ、柔軟で前向きな脳を取り戻すアクションの一つ目は、「普段と少し違う行動をすること」。新しい刺激が脳に入ると、海馬の回転数は急速にアップする。「ポイントは、感動、驚き、喜びなどの感情。自分がドキドキワクワクしないことに挑戦しても、脳は刺激を感じてくれません」(同)

 二つ目は「ストレス発散の方法を見つけること」。不安や恐れを感じると、海馬内のニューロンは元気を失う傾向があるとか。ストレスをその都度解消できる自分なりの方法を探そう。三つ目は「頭を使いながら体を動かすこと」。運動により、脳機能が高まるという例は複数報告されている。朝1分、自分が楽しめる運動や趣味を生活に取り入れて「ポジティブ脳」を手に入れよう!

脳に効くアクション・3つのPOINT
●普段とちょっと違う行動をする
●ストレス発散の方法を見つける
●頭を使いながら、手足を動かす

まずは、「ポジティブ脳」を作るための3つのポイントを押さえて。具体的なおすすめアクションは下に紹介。この7つに共通するのは、「日常生活の中にワクワク・ドキドキ感を持ち込む」ということ。一見単純そうなものばかりだが、脳にとっては大きな刺激になる

Action1 「いいこと」を思い浮かべる

うれしい思い出や、今後の楽しみな予定を思い浮かべて。ストレスから気をそらし、脳にプラスの刺激を与えるAction2 簡単な目標を一つ立てる

その日、達成できそうな簡単な目標を立ててみる。「成功した!」という達成感が刺激となり、神経細胞も元気にAction3 音楽を聴く

音楽に没頭すると、脳内に快楽物質が出てストレス発散に。写真を眺めたり、好きな映画を思い返すのもいいAction4 プチ・ダイエットに挑戦する

歩く距離を伸ばす、簡単なストレッチをする、野菜料理を一品増やすなど。体を動かせば、ストレス解消にもAction5 「擬似恋愛」をしてみる

恋愛はドキドキの一番の源。彼がいない人も、身近に少し気になる存在を作るだけで、脳はホルモンを分泌する!Action6 笑顔であいさつ

笑顔を向けられれば、誰もが笑顔を返してしまうもの。「今日は笑顔をもらった」という喜びで、脳も活性化Action7 指先体操で脳トレ!

指先には神経が集中
脳にとって超重要な部位
手の大きさは全身の大きさの1割未満だが、手の動きを担当している脳の部位は、大脳皮質の3分の1以上も! 指先を動かす体操を続ければ、脳の血流量は10〜20%もアップするという説も。「朝、起き抜けの脳を目覚めさせるにはぴったり。意識を集中させ指先を動かすことで、血流量だけでなく神経伝達も活性化されます」(堤喜久雄さん)ワクワク・ドキドキすることを考えながら指を動かせば効果倍増! ぜひ挑戦してみて ベッドでトライ!ツボほぐしでウォーミングUP

両手の指先のツボを刺激する体操。右手で左手の指先をもみながら、「その日やるべき仕事」を5つ考える。左手が終わったら左手で右手の指先をもみながら、その5つを暗誦して復習を。頭を使いながら手を動かすことで、集中力が高まり脳も活性化する

電車内でトライ!リズミカルに指先合わせ

指先同士を合わせる細かな動きが特徴。吊り革につかまりながら、片手でもできるので通勤中にトライしたい。慣れてきたら、「最近あったうれしい出来事4つ」、「昨日読んだ小説の登場人物4人」など思い出しながら指を動かすと、さらに効果アップ!

出かける前にトライ!指先にパワーを込める

背筋を伸ばし、両腕を使って行う体操。腕を下ろすタイミングに合わせ、息を吐き出すことでリズムを刻み、呼吸を整えることができる。腕を下ろしながら、自分の「魔法の言葉」を心の中で唱えてもいい

Yahoo!ニュース 2010年1月12日よりDHA・アラキドン酸サプリメント 健康食品アウエイク

認知症高齢者の外出特性などテーマに31日にシンポ

財団法人国土技術研究センターは1月31日、「認知症高齢者とまちづくり〜認知症高齢者が安全にいきいきと暮らせるまちを目指して〜」と題してシンポジウムを開催する。後援は厚生労働省、国土交通省、日本福祉のまちづくり学会。

同センターは昨年度から、厚労省の老人保健事業推進費等補助金で「認知症高齢者へ配慮した空間整備・まちづくりのあり方に関する調査研究」を開始しており、認知症高齢者の外出行動の観察や介護関係者へのアンケート調査などを重ねている。シンポジウムでは、こうした調査で得られた知見や認知症ドライバーの問題などについての知見を発表し、認知症高齢者が安全に生き生きと暮らすことができるまちづくりのあり方を考えるという。
当日は福井県の敦賀温泉病院長の玉井顯氏による基調報告や、昭和大医学部准教授の三村將氏らの事例報告、パネルディスカッションが行われる。

gooニュース 2010年1月7日記事より

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携帯の電磁波がアルツハイマーに効く?

 携帯電話が人間の脳に悪影響を与える可能性については何年も前から議論されてきた。しかし、その携帯電話がアルツハイマー病の進行を抑える可能性があるとする研究が発表された。

 何かの間違いではない。遺伝子操作を施したマウスを利用した今回の研究によって、携帯電話から放射されるマイクロ波が、アルツハイマーの予防に効果があるばかりか、アルツハイマー病様の症状を改善する可能性さえあることが明らかになったのだ。

 実に驚くべき結果で当初は信じられなかったと、研究の共著者で南フロリダ大学の神経科学者ホアン・サンチェス・ラモス氏は言う。「この効果は実に画期的で、にわかには受け入れがたかった。マウスを取り違えたにちがいないとか、(携帯電話の)電源を入れ忘れたと冗談を言ったほどだ」。

 アルツハイマー病は認知症の一種で、認知能力が低下するなどの特徴がある。そのおもな原因は、ベータアミロイド斑と呼ばれる粘着性の物質が脳内に沈着して神経細胞の間に蓄積することだと言われている。

 今回の実験では、96匹のマウスを用いて携帯電話の電磁波が与える影響を調べた。マウスには遺伝子操作を施し、ベータアミロイド斑が増加してアルツハイマー病様の症状が発生するようにした。通常ならマウスはおよそ6カ月に病気の最初の兆候を示し、8カ月も経てば認知能力が低下し始める。

 研究チームは、アルツハイマーにかかりやすくなったこれらのマウスと健康なマウスの両方に対し、携帯電話並みのレベルのマイクロ波を1日に2回、1時間浴びせる実験を7〜9カ月にわたって行った。

 調査の結果、アルツハイマーの兆候をまだ示していない遺伝子操作マウスに携帯電話の電磁波を浴びせると、その後の生存期間中に症状が現れる確率が低下した。

 また、これらのマウスに記憶力や思考能力のテストを行うと、アルツハイマーにかかっていない健康なマウスと同程度の優れた成績を収めた。ここで実施されたのは、何らかの妨害を受けた後でもある物事を覚えている能力を調べる認知的干渉のテストや、3本のアームで構成されたY字迷路で基本的な記憶能力を測定するテストなどだ。

 さらに、認知能力の低下をすでに示し始めていた遺伝子操作マウスに携帯電話の電磁波を浴びせると、数カ月後には大半のマウスで記憶障害がなくなっていた。

 携帯電話の電磁波がアルツハイマーの発症を抑える仕組みはわかっていないが、研究チームはいくつかの仮説を立てている。その1つが、マイクロ波によって脳内に細胞ストレスが生じ、そのストレスが脳内のDNA修復メカニズムを活性化させるという説だ。

 たとえば有害物質や低酸素状態などの“小さな損傷因子”があると、タンパク質やDNAの損傷を修復する脳の能力が高まることは科学者らの間では知られた事実だと、サンチェス・ラモス氏は説明する。

 ただし同氏は、今回の実験は「人間の携帯電話の使用状態を完全に再現」したものではないと警告もしている。たとえば、実験ではマウスの頭部だけでなく全身に携帯電話の電磁波を浴びせていた。

「今回の発見は興味深いもので、おそらく何らかの形で人間での試験に応用できるだろう」と、ミネソタ州ロチェスターにあるメイヨー・クリニックのアルツハイマー病専門家、デイビッド・ノップマン氏は言う。

 しかしノップマン氏も、今回の発見を人間に当てはめることには慎重になるべきだと語る。「マウスで起きたことが、必ずしも人間と直接結びつくわけではない。今回のアルツハイマーの動物モデルは有用ではあるが、最終的に(人間に)効果があるかについては、まだ多くの疑問が残る」と、今回の研究には参加していない同氏は語っている。

 その理由として、今回の実験におけるアルツハイマーの発症の仕組みは人間のそれとは異なると指摘するのは、テキサス大学サンアントニオ校の教授でアルツハイマーが専門のジョージ・ペリー氏だ。同氏も今回の研究には参加していない。

「人間ではほとんどの場合、アミロイド斑の増加は老化のプロセスに関連しており、遺伝子によるものではない」と同氏は語る。

 それでもなお「非常に画期的な」今回の研究により、携帯電話の電磁波による健康への影響が有害なものばかりではない可能性が高まったと、今回の研究論文を掲載した「Journal of Alzheimer's Disease」誌の編集長でもあるペリー氏は語る。

 携帯電話の電磁波が人体に影響を与えているなら、それはどのような影響なのかという点については、現在はげしい議論が起こっている最中だ。

 一部の科学者は、携帯電話によって脳腫瘍にかかるリスクが高まる可能性があると主張している。このような懸念から、たとえば米国のメイン州では携帯電話に警告ラベルを貼付することが義務付けられている。

 しかし今回の新しい研究によって「携帯電話の電磁波はさまざまな影響があり、議論にあたってはその点を考慮することが必要になった」とペリー氏は語っている。

 この研究は、1月6日付けの「Journal of Alzheimer's Disease」誌に掲載されている。

環境goo 2010年1月07日記事より

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「ビタミン」新時代に期待 健康づくりから治療効果まで

 毎日の健康維持に欠かせない栄養素、ビタミンB1が発見されて今年で100周年。日本人が世界で初めて抽出したビタミンB1は、脚気(かっけ)などさまざまな病気の予防や治療に貢献してきた。ビタミンは現在13種類。健康づくりから治療効果までビタミン新時代の展開が期待されている。(坂口至徳)

 ◆日本は研究の先駆者

 ビタミンB1は明治43(1910)年、東京帝国大学農科大学(現東京大学農学部)教授の鈴木梅太郎博士が発見した。米ぬかから有効成分を取り出し、アベリ酸と名付けた。44年に日本語で論文を発表したため、後に発表したポーランドの学者のビタミンの名称の方が先に世界に広まった。

 これをきっかけに、「微量で効果はあるが、人間の体内で作られない」という共通の性質を持つさまざまなビタミンが発見された。それらは水溶性と脂溶性の2つに分類。「水溶性」はB1のほか、全身の出血が起こる壊血病を治すビタミンCなどで、多量に取っても尿として排出され、体内に蓄積されない。「脂溶性」は夜盲症に効くビタミンAなどで、蓄積されるが、過剰だと副作用が出る。

 ビタミンの特徴の一つが、不足すると特定の欠乏症を起こすことだ。ビタミンが未発見のころ、明確に示された歴史的事実がある。明治初期の日本海軍では毎年、兵士の3割が脚気にかかっていた。そこで海軍医務局は、ビタミンB1を多く含む肉などの洋食を取り入れたところ、患者はほとんどいなくなった。一方、陸軍当局は軍医で作家の森鴎外らが白米主義にこだわったため、ビタミンB1欠乏に陥り、日露戦争での脚気による死者は戦死者の半数超の約2万7800人に達したという。このように日本人はビタミン研究の先駆者であり、その大切さを体感してきた。

 ◆偏食による欠乏増加

 ところが、最近では現代人の慢性ビタミン不足が指摘されている。ビタミンの摂取量は通常の食事で十分だが、偏食による欠乏が増えているためか、現代人の疲労の原因の一つともいわれる。

 一般に、忙しく働くときはビタミンの必要量は増える。特に疲労回復のエネルギー産生にかかわるビタミンB1、B2などの要求が高まる。同時に細胞を傷付ける活性酸素の発生も活発になるので、抗酸化のビタミンC、Eなども多く必要。厚生労働省は「日本人の食事摂取基準」で、摂取の推奨量を示している。

 ビタミンについては、生理作用、薬理作用が詳細に明らかになりつつある。例えば、がん治療の効果を高めるといった試みもあり、ビタミンの効能などを新たな視点で見直す時期にきている。

 詳しくは、社団法人ビタミン協会と産経新聞社によるビタミン啓発キャンペーンのホームページ(http://vitamin100nen.sankei-kansai.com/)で。

 ■薬の効能に注目

 ビタミンの薬としての効果に関心が集まっている。B群ビタミンは疲労回復や肩こり・腰痛の緩和効果があり、ビタミンCは慢性疲労症候群の治療薬になる。高齢者にはビタミンD、Kに骨粗鬆(こつそしょう)症の予防効果があるとの研究結果が出ている。

 社団法人ビタミン協会会長の岩井和夫・京都大学名誉教授は「ビタミンは従来の欠乏症に加えて、DNAなど生命の本質にかかわるところで作用していることが分かってきた。分子レベルで研究を深める必要がある」と話している。

2010年7月13日 Yahoo!ニュース

マルチビタミン&ミネラル サプリメント